こんにちは、エリカです。
今回の記事では台湾人パートナーや台湾人の友人らが「ここがヘン」「不思議」「面白い」と感じたという日本の文化を代弁してお届けします。
日本人は冷たい
日本人の友達関係希薄すぎん? 向こうは俺のこと友達と思ってくれてなかったんかな?涙
オーストラリア滞在中、多くの韓国人・日本人と出会ったという台湾人パートナー。
韓国人の友達はオーストラリアを離れた後も頻繁にインスタのストーリー経由でリアクションやDMを送ってきたり、電話をかけてくる。
それに対して日本人はストーリーを見てくれてはいるがリアクション無し、電話ももちろんかけてきたことがない。
めちゃくちゃ仲良くしていた日本人も現地を離れた後はほとんど疎遠に。
台湾人は普段から友人や家族と毎日密にテキスト・ボイスメッセージ・電話で連絡を取り合っていますので、遠慮せずインスタやLINEで気軽に連絡してOKです(多分)。
シャイなのにみんなで風呂に入るのはOK
日本人は自分の意見なかなか言われへんシャイな人が多いのに、なんで友達に裸見せるのはOKなん?!恥ずかしくないん?!
オーストラリアのジムで友人とバスケを楽しんだ後、みんなでシャワー(個室)を浴びた際、初めまして同士の日本人男子が全裸で体を拭きながら笑顔で喋っていたのが超超衝撃的だったとか。
日本だと修学旅行や合宿、友達との旅行でみんなで大浴場に入ることが多いですが、台湾では旅行に行っても基本シャワー、台湾人パートナーは親友の裸を一度も見たことがないとのこと。
裸の付き合いという日本の文化に戸惑う外国人も多いようです。
未だCDが売れる
今でもCDが売れるっていつの時代?!音楽なんてダウンロードすれば済む話やん?!
「CDが目的というよりCDに付いてくる特典目当てやねん!」「握手券とかトレカとかDVDとかの豪華特典で釣ってるねん!」と説明するもあまり納得がいっていないご様子。
CDは時代遅れのように感じるらしいです。こういう点でも「日本は不思議」と感じるそう。
新卒一括採用
台湾含め他国では卒業後に就職活動を始めるのが主流。
台湾では大学卒業後にインターンシップをしたり、男性であれば軍隊(現在は4か月間)に行ったり、大学院進学に備えたり、進路や就職時期は割とバラバラ。
日本企業のようにみんなでビジネスマナーをイチから教わる新入社員研修などもなく、日本ほど研修制度の整った会社はそうないかと思います。
インターンシップなどを通して自ら積極的に学び、その後即戦力として正社員で働く流れが多い模様。
即戦力が求められるためか、「文学部卒でSE」のように学生時代の専門と卒業後の職種が結びついていなくても入社できるというポテンシャル採用も珍しくて面白いそうです。
また日本人の手書きの履歴書もかなり珍しそうに見ていました。
仕事終わりの飲み会
台湾には「仕事終わりに居酒屋に飲みに行く」「定期的な飲み会」といった飲み二ケーションはあまり主流ではありません。
年に一度、旧正月前の忘年会(尾牙:ウェイヤー)で狂ったように飲むぐらいじゃないでしょうか。
私が以前所属していた台湾企業では歓送迎会はランチタイムに行われており、これは大変良いシステムだと感じました。
パスポート保有率の低さ
「日本のパスポートは最強!」と言われているものの、外務省がまとめた2020年1〜12月の「旅券統計」資料と 航空新聞社の記事『日本人のパスポート保有率、21.8%まで下落』 によると2020年12月末時点の国内在住日本人のパスポート保有率は21.8%。
一方台湾人のパスポート保有率はこちらの中央通訊社の記事によるとなんと約60.87%!!!
台湾では日本に比べ海外に関心のある人が多い印象です。
専業主婦に憧れる女子の多さ
台湾企業の平均給与は日本より低いのに、家の値段は日本円で億越え。(詳細記事:台湾・台北の新築3LDK ぶっちゃけいくら?驚きの価格とは!?)
そんな経済事情もあり台湾では共働き家庭が多く、経済的に自立した女性も多いです。
共働きで子供がいる場合、子供は両親や親戚に預けるようです。
寿退社し専業主婦に憧れる日本人女性が多いという話をすれば「毎日何すんの?」と興味津々。
台湾では外食やテイクアウト、Uber・フードパンダなどのフードデリバリーが主流で「毎日料理しないといけない!」なんてこともなく、そもそも専業主婦という概念も台湾人にはないのかも。
最後に:面白い国、ニッポン
様々な文化や価値観、生き方があり、感じ方や考え方も人それぞれ。
今回は台湾人から見た日本の文化をいくつか取り上げましたが、同じ東アジアの島国で比較的文化が似ていると言えど、台湾人からすると「不思議だな」と思う点が沢山あるようです。
多様な価値観に触れることで、より自国への関心が深まるかもしれません。